Marvel『デアデビル』シーズン3 第1話”悪魔”がスーツを脱ぐ!聖人に起こったある変化とは!?

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マーベルコミックに登場するヒーローのひとりデアデビル。昼は弁護士、夜は盲目のヒーローとしてヘルズ・キッチンを脅かす悪と孤独に戦っていました。カトリック信者ということもあり、決して人を殺さない”不殺”のヒーローとして知られていますが、今シーズンでは劇的な変貌を遂げています。今回は2018年10月からNetflixで配信されている『デアデビル』シーズン3第1話をネタバレ解説していきます。(随時更新していきます)

Netflix/マーベル『デアデビル』

『デアデビル』シーズン3第1話

ボロボロのヒーロー

シーズン3配信間近!ドラマ『デアデビル』シーズン1 完全解説 暗闇のヒーローデアデビル誕生!
ニューヨークのヘルズ・キッチンで生活をするマット・マードック。幼い頃、視力を失ったマットは昼間は弁護士として働いていまし...

ヘルズキッチンの悪魔と呼ばれているデアデビル(マシュー・“マット”・マードック)は、巨大な悪の組織に立ち向かったものの、奴らを越えることは不可能に近かったのです。

崩壊したビルの下敷きになり、エレクトラは死亡、マット自身も瀕死の状態を負ってしまいました。

遠ざかる意識の中、ひとり排水溝に投げ出され、かろうじて命が繋がっていたマットは、たまたま通りがかりの男性に助けを求めます。

「クリントン教会のラントム神父を…」

そのまま意識が遠のいてしまったのです。

マットは意識を失っている時、エレクトラの夢を見ました。

どこにいた?

ここで死ぬんだ…

これが生きてるってことよ。

そこで大量の水と崩壊したビルの瓦礫がなだれ込みました。

数週間後、マットは聖アグネス児童施設のベッドの上で目を覚まします。

そこはマットの父ジャック亡き後、マットが暮らしていた施設でした。

マットの告白

ペイジは、マットがいなくなってから数週間、ずっと彼の家の管理をしていました。

その日も、マットが帰ってきていることに期待しながら、部屋の鍵を開けます。

しかし、マットの姿はありません。

するとペイジは、マットがデアデビルのスーツを入れてあるというトランクを開けてみました。

【回想シーン】

マットは、シーズン2で自分がデアデビルであることをカレン・ペイジに告白しています。

「私が見えてる?」

「いや、”見える”わけじゃない。」

マットはペイジに、どうやって”見て”いたのかを説明します。

対象を感覚で理解し、研ぎ澄まされた嗅覚や心臓の鼓動を聞いて”見て”いたと。

それは普通の人が目で見るよりも、もっといいものだと伝えたのです。

ペイジは「屈辱的だわ。それでも2度も私を守るために戦ってくれた」と、怒りを感じながらも、命の恩人に怒れないと半ば諦めモード。

そしてマットはペイジに約束したのです。

もうデアデビルになる必要はない。なりたくないと……。

【回想シーン終了】

その時、マットの家にフォギーがやってきました。

フォギーは、マットが死んだと思い部屋を解約するつもりでいましたが、ペイジーは家賃を待ってもらう方法を尋ねるためにフォギーを呼び出したのです。

フォギーは記者なら現実を見るようペイジを説得しますが、彼女は彼が生きていると感じるといいます。

フォギーはそんなペイジの思いに答えようと、家賃を半分ずつ出そうと提案したのです。

との離別

マットは、普通に立てるまでに回復しましたが、彼の心の中は変貌を遂げていました。

マットを世話していたシスター・マギーは「神との関係に問題が起こったのか」と聞きますが、マットは「そうじゃない、やっと距離感が掴めた」と答え、神のしもべヨブの話を始めました。

彼は毎日、夜明けに神に祈りを捧げ10人の子のために、羊10頭をいけにえにした。最も忠実なしもべだ。神は10人の子の命を奪い、土地を焼き払い彼の体を激しく痛めつけた。しもべに不幸の雨を降らせたんだ。それでもヨブは神を呪わなかった。

マットは、こんなヨブを腰抜けと呼び、まるで自分のようだと例えながら、「自分もヨブと同じく神のしもべであり、自分を喜んで捧げきた。しかし今は違う。」

更に、これからは自分のためだけに、暗闇で生きていくと言い出したのです。

そんなマットに、マギーは自分のロザリオを渡しますが、マットは意味がないと言わんばかりにベッドへ放り投げてしまいました。

復活

マットは事故から右耳が聞こえなくなっていました。

しかしある日、陶器が洗面台の中に転がり落ちた音で何かに気づきます。

陶器で出来たポットに水をいれ、左の鼻に流し込むと奥の方から血の塊が大量に出てきたのです。

どうやら耳が聞こえなくなった理由は、血液が溜まっていたことによるものだったようで、耳を澄ますとかつてのような感覚を取り戻していたのです。

これを機に、マットは本格的な復活への準備として、数週間のなまった体を鍛えなおすためトレーニングを始めました。

そして、どれほどまでに復活したのかを試すため、神父に頼んでボクサーを連れてきてもらいます。

しかし、マットはボクサーを倒すことは出来なかったのです。

死への願望

©ABC Studios

マットは、自分には何も出来ないと悲観な想いに打ちひしがれていました。

その夜、彼は黒いニット棒で顔を覆い、黒い服を着て教会の屋根の上で人々の声を聞いていると、誰かが助けを求める声が聞こえてきたのです。

その声に応じるかのように救出に向かうマット。

2人を相手に戦いますが、マットは路上に倒れてしまったのです。

男2人は「放っておけ」と行こうとしますがマットが呼び止めます。

「待て」

マットは転がっていた鉄パイプを男に渡すと

「お赦しを」と、両手を広げその体を男に差し出したのです。

しかしその時、パトカーのサイレンが鳴り響き、男たちは逃走。

マットもその場から姿を消したのです。

フィスクの企み

©ABC Studios

フィスクを投獄したものの、FBIはフィスクから一切情報を得ることが出来ずにいました。

捜査官は順番制で担当することになり、その日の順番はナディール捜査官。

どうせフィスクは何も喋らない。

捜査官の間では、彼から情報を聞きだすのは無理だという空気が漂っていました。

ところが、フィスクはナディール捜査官に取引を持ちかけたのです。

その理由は、遠く離れた場所にいるヴァネッサを守ることにあります。

マットは、フィスクとヴァネッサを永遠に会わせないよう、フィスクは彼女の元にはいけず、彼女もヘルズキッチンに戻って来れないよう手を回していたようでした。

フィスクは、彼女を取り戻す変わりに情報を渡すという条件を提示したのです。

『デアデビル』シーズン3第1話を観た感想と評価

©ABC Studios

物語は『ディフェンダーズ』の続きからになります。

マットは自暴自棄となり、死を願うようになってしまいました。

自殺は神を裏切る行為として禁じられているので、わざと犯罪の場に行き自分を殺してもらおうと思ったようです。

これまでのマットは自信にあふれ、自分だけでヘルズキッチンを守れると言っていましたが、その思いは打ち破られたことで心に大きな穴が開いてしまったのでしょう。

神を信じているからヒーローでいられたはず。

しかし、神から裏切られたような思いも感じてしまったのかもしれません。

支えになっているものを奪われ、自分がちっぽけな存在だと感じてしまったのか。

暗闇のヒーローだったマットがスーツを脱ぎ捨ててしまった瞬間は、なんとも切ない気持ちになりました。

彼はとても繊細で純粋な心を持っているので、なかなか這い上がることはできないかもしれません。

これからは自分のためだけに暗闇で生きていくということは、大切な人をすべて失うということ。

彼は本当に孤独になってしまうのか。

それはあまりにも悲しすぎると……。

(画像出典:ABC Studios

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