Marvel『デアデビル』シーズン3第4話解説 フィスクの巧妙かつ緻密な計画に圧巻!

Pocket

フォギーと再会したマットでしたが、フォギーとカレンを突き放します。一方、愛するすヴァネッサを守るためならどんな事でもするフィスク。果たしてどちらが勝利を手にするのか?マットがついに動き出す。いよいよデアデビルとフィスクの戦いの幕開けです。

『デアデビル』シーズン3

第4話「盲点」

フィスクが仕掛けた罠

海外ドラマ『デアデビル』シーズン3全話解説 聖人ヒーローが史上最もダークなヒーローに!?(随時更新)
マーベルコミックに登場する”不殺”のヒーロー『デアデビル』。幼い頃、人を救った際に浴びた薬品が原因で、彼の目から光が消え...

フォギーとカレンを突き放し、1人で戦うことを決めます。

マットは、弁護士として昔の依頼人に会うため、フォギーの財布を盗み刑務所へと向かいました。

男に再会したマットは、アルバニア人のヴィック・ユスフィを紹介してくれと頼みますが、

男は名前を聞いた途端に顔を曇らせ、マットの顔に殴りかかります。

しかしマットは、男の鼓動から何かおかしいと感じていたのです。

受刑者に怪我を負わされたことへの手続きと、治療のために医務室に連れて行かれたマット。

ところがその治療中、突然医者がマットに襲い掛かってきたのです。

フイに起きた出来事に、マットは刑務所自体で不穏な空気を感じ始めていました。

その時、医務室の電話が鳴り響きます。

電話の相手はフィスクでした。

どうやらその口ぶりから、刑務所内はすでにフィスクに牛耳られているようです。

フィスクは「ヴァネッサを脅したことは許さない」と言い放うと一方的に電話を切ります。

すると次の瞬間から、看守や受刑者が次々とマットに襲い掛かってきたのです。

マットは何人もの敵と戦いながら出口を目指したものの、外に出たときにはもう体はボロボロになっていました。

アルバニア人との約束

襲われている途中で、マットを部屋に連れていった男がいました。

首にはナイフ、顔は壁に押し付けられたまま抵抗出来ない状態に……。

すると、背後からボスらしき人物が現れ、アルバニア語を話していたことから、彼らはアルバニア人であり自分が探していたヴィック・ユスフィであることに気づきます。

マットは、フィスクが自分を恨んでいると話した上で、やつを刑務所に戻すという約束を、ヴィックと交わ情報を聞き出しました。

ところが、フィスクはアルバニア人を裏切ったから刺されたのではなく、終身刑の男を雇いわざと自分を襲わせたとのだと聞かされたのです。

これは全て、外に出るためにフィスクが仕組んでいたことでした。

しかもその終身刑の男は、フィスクが手を回し自由の身になっていたというのです。

マットは、彼がフィスクを刑務所に戻す唯一の証人だと、ヴィックから男の名前を聞き出します。

「ジャスパー・エヴァンス。襲撃した時、血が流れた。大事な身内の血がな。刺した男を見つけろ、約束を破れば殺す」

マットはヴィックに「フィスクを仕留めてみせる」と約束をし、彼らの協力を得て荒れ狂う刑務所から逃げ出すことができたのです。

第4話のポイント

検事を目指すフォギー

この頃、フィスクはFBIの監視下にはあるものの、高級ホテルのペントハウスで生活を始めていました。

マットから、フィスクに命を狙われていると聞かされたフォギーは、「狙われないためには表に出ること」というマーシの提案を受け、検事に立候補して身を守ることにします。

フォギーは弁護士としても優秀で、他人を思いやる優しさがありますが、自分の身のことになるとパニックになることが多いですね。

ちょうど行われていた、警察官らによるパーティ会場に顔を出すと、隙をついてスピーチ台に立ち熱弁しはじめたのです。

「憲法が許す最大の罰をフィスクに与えるために、地方検事に立候補します」

それを聞いた警察官達はフォギーのために、署名を始めたのです。

フィスクを追い続けるカレン

フォギーからマットが生きていることを聞いたカレンは、急いでマットのアパートに向かいますが彼はいません。

フォギーの話から「マットは私たちを捨てた」とカレンは言い、フォギーも「そうだ」と答えます。

これで諦めがついたのか、カレンはマットを待つのをやめ、フィスクの正体を暴くため動き出す事にしたのです。

調べを進めていくうち、フィスクが資金を守るためにダミー会社を経由して、自分の資金をレッドライオン銀行の口座に入れてことを突き止めたカレン。

預金保険公社の人に会いにいき、レッドライオン銀行の人の名前を教えてもらうのです。

カレンは、自分の信じた道を突き進むタイプで、そこに危険があっても正義を貫こうとします。

傍からは、危なっかしい女性に見えますが、彼女のゆるぎない信念は『デアデビル』に必要不可欠。

フォギーは弁護士として、カレンは報道を通じて悪に立ち向かう姿は本作の見どころのひとつでもあります。

人の心理を利用するフィスク

アルバニア人によるフィスク襲撃事件で、FBI内部では調査が始まりました。

調査対象となったのは、敵をひとりで撃ち殺したポインデクスター捜査官

内部調査のため、調査員はフィスクと面会し、アルバニア人に襲われた時の状況を聞きます。

この時、フィスクはポインデクスター捜査官の置かれている状況を察知しました。

「彼(ポインデクスター)が撃った時のことを話してくれ」と聞かれたフィスクは「捜査官は降伏を促したが、銃口を向けられたため身を守るために撃った」と嘘をつきます。

調査員が部屋から出て行った後、フィスクはポインデクスター捜査官が見ていると知ってるかのように、監視カメラの方を見ました。

実際にポインデクスター捜査官は、後にフィスクの面談のビデオを見ていました。

彼がどんな証言したかを知るために……。

フィスクの証言内容を知って安心しますが、フィスクの元に向かい「助けてもらう必要はない」と言い部屋を出て行きました。

頼まれてもいないのにポインデクスター捜査官を助け、彼の気持ちを自分に向けようとするフィスク。

このやり方はさすがフィスクです。

彼は、ポインデクスターが利用できる人物だと判断し、見方につける算段ですね。

フォスクのやり方は知能的で、巧妙な計画を仕組んでいきます。

断れない、抵抗できない状況を作り出していくのが上手いです。

ヴィランといえど、人気が高いのはそういった理由もあるのかもしれません。

『デアデビル』シーズン3第4話を見た感想

孤独に戦うことを決めたマットの行動が気になります。

『デアデビル』シーズン2と『ディフェンダーズ』で、2度もエレクトラを失い、精神的にもだいぶ参っているはず。

それでもなお、ひとり孤独に戦おうとするのは、大切な人を2度と失いたくないという想いが強いからでしょう。

自分と離れることで、フォギーとカレンの命が守れるならと。

ただ、フォギーとカレンはマットと同じような考えでは無い様子。

自分たちに出来ることの範囲で、一生懸命戦おうとする強さがあります。

大切な人を突き放したマットに対して、大切な人を守るフィスク。

2人の関係が皮肉に感じてしまいます。

どちらも守るためには変わりないものの、それぞれの守り方に違いがあるのも見どころですね。

フィスクは人間の弱さに巧みに漬け込み、ポインデクスター捜査官を自分の味方にしようとしていました。

味方になるのも時間の問題のような気がしてしまいます。

一方で、マットは刑務所から抜け出したものの、タクシーに乗ったまま海に落ちてしまいました。

今の時点では明らかにマットの方が不利です。

マット、フォギー、カレンの3人だったからこそ戦えたということもありますし、マットも3人で戦うことの強さや大切さに早く気づいてくれればいいのですが……。

    PAGE TOP