ドラマ『ハンドメイステイル』シーズン2第3話 脱出は予想以上に過酷だった!

スポンサーリンク

ジェーンが自由を取り戻してから数ヶ月。彼女は現在もまだギレアドから抜け出せないまま、ボストンにある廃墟で身を隠していました。時々様子を見に来るニックを待ちながら……。その日のジューンは、気分転換と体力作りも兼ねたジョギングをしつつ、大量虐殺が行われた場所で祈りを捧げていました。ドラマ『ハンドメイズテイル』シーズン2第3話の解説と考察です。

ハンドメイズテイル(出典:Amazon)

ドラマ『ハンドメイズテイル』

スポンサーリンク

シーズン2第3話

『ハンドメイズテイル/侍女の物語』シーズン2全話のリンク
hulu配信の『ハンドメイズテイル/侍女の物語』シーズン2を観た感想や考察をまとめていきます。家族を奪われ、屈辱を味わった主人公ジューンの報...

ジューンが、ウォーターフォード家を逃げ出してから2ヶ月。

この日は、廃墟と化した建物のなかで、階段を登ったり下りたり、軽快に走っていました。

大量虐殺が行われた場所の壁には、犠牲になった人々の写真がたくさん貼られており、足元には遺されていたぬいぐるみや靴など、”彼ら”の私物が置かれ蝋燭も灯されています。

ランニングの終点はこの場所。

”女はすぐ環境に適応する”というジューンもそのひとり。

この場所に連れて来られた当初は、ニックを脅してでも出て行くと感情的になっていましたが、侍女としてギレアドに捕らえられているよりよほど幸せ。

その頃、カナダに脱出したモイラは、ジューンの夫ルークと、ギレアドから逃げてきた女性との3人で共同生活をしていました。

ルークが得た情報によると、イギリス軍とカナダ軍が軍事演習しているとの情報があり、NY北部への侵略、独立革命のやり直しを願っている様子が伺えます。

しかし、モイラはギレアドでのことが心の傷となっており、ルークの話しを別のことに逸らしていました。

一方で、ジューンはその場所を出られる準備が出来たと、ニックから知らされます。

行き先は不明。少し探りを入れて、また火曜日に来ると言うニックに、ジューンはハンンの行方を聞きました。

ニックは”捜している”と言いますが、その意味はジューンにも分かっていたのです。

カナダに行くのは自分だけ。

ジューンは、ハンナを残して行く辛さをこらえます。

その夜は、廃墟となった建物の所有者が、食料を配達してくれる日でした。

車の音が聞こえ、ジューンはシャッターを開けますが、彼は何も持ってきていません。

”今週は君を配達する”

そういうと、ジューンは何も持たずに上着だけ羽織り、次なる場所へと移動させられたのです。

スポンサーリンク

予定にはない隠れ場所

ジューンは移動している間、編集補佐に昇進した時のことを思い出していました。

【回想】

ブレンダーを取りに、母の家に行った時のこと。

母の家にはたくさんの活動家仲間が来ており、自分が出版社に勤めていること、昇進したことをちょっぴり自慢気に話します。

みんなは「凄い」と驚いたり喜んだりしてくれましたが、母に興味は無いようでした。

【回想終了】

そうこうしているうちに、次の移動場所に到着。

誰かが迎えに来るから待つようにと、倉庫の中に入ると男はトラックで引き返しました。

倉庫の中は真っ暗でしたが、ジューンはそこで”ボストン ローガン空港”と書かれた看板を見つけます。

他にも、色々な標識や看板が捨てるように置かれており、ジューンはかつてのアメリカを思い出していました。

すると、暗がりからオマールという黒人の男が静かに現れ、ジューンの名前や母の旧姓を聞き本人であることを確認します。

ジューンが対象者だと分かると、オマールはジューンをウースターの飛行場に連れて行くといいました。

外に出た瞬間、オマールの携帯にメールが入ってきます。

メールを確認したオマールはと悔しげな様子で謝り、自分だけ車に乗って立ち去ろうとしました。

ジューンに倉庫の中に戻るよういいますが、ジューンも必死。

その場に隠れていたとしても、食料も水も何も無く、誰かが運んでくるとは限りません。

生死を問われる状況の中、ジューンはオマールの車の前に立ち塞がり、涙を見せながら一緒に連れていって欲しいと懇願します。

オマールはジューンを連れて行けば自分も危険に晒される。しかし、ジューンを置き去りにすることはどうしても出来なかったのです。

彼がジューンを連れて行ったのは、妻ヘザーと息子アダムの待つ自宅。

ヘザーは、ジューンを連れて来たことに危機感を持っていましたが、夫が彼女を説得します。

ヘザーがジューンを見る目は”侍女は平気で自分の子を手放せる”といった厳しいもの。

裏事情を知らない女性は、侍女を見下している者も多く”誰とでも寝るふしだら女”や”我が子を平気で手放せる冷酷な女”という印象を持っているようでした。

自分なら死を考えるとジューンを問い詰めますが、侍女には死すら許されないことを彼女は知らなかったのです。

翌朝は、オマールたちにとって信仰があることを示すために教会に向かう日でした。

出掛けにジューンが、勇敢なのか愚かなのかと聞くと、オマールは笑顔で”勇敢じゃない”と言い教会に向かったのです。

【回想】

ジューンはルークとの結婚を間近に控えていました。

母親は、37歳でジューンを産んだ。大変だけど産みたかったのだと話しています。

ジューンが就きたかった職業は最高裁で働くことでしたが、夢を諦めて出版社に就職したことを、母親は心配に思っていました。

母親は熱心な活動家。

無難に安定志向で生きようとする娘に不満を持っているようにも見えます。

そのなかで、母親は突然ルークとの結婚にも反対だと言い始めました。

彼は悪い人じゃないけど、今は国の危機。ままごとより外に出て闘ってとジューンを説得しようとする母。

ジューンの生き方と母の生き方や考え方は違うと思っているものの、母の言葉にジューンはショックを隠しきれませんでした。

【回想終了】

スポンサーリンク

脱出へ向けて

前までの自分は無知だったからただ待つだけだった、同じ過ちは繰り返さないという強い意志を持っていたジューン。

ここで、誰かが助けに来るのを待っているのではなく、自分から行動しようと考えたのです。

ジューンは、ヘザーの部屋のクローゼットから”エコノ妻(メイド)”のグレーの洋服を1着拝借し、エコノ妻の集団に紛れて電車で移動。

彼女が目指したのは、カナダから密輸している飛行機が到着する場所でした。

本来は、この飛行機に乗ってカナダへ脱出できるという算段でしたが失敗。

しかし、ジューンは諦めずに自力でこの場所にたどり着いたのです。

電車を降りてから大草原を走り、到着した時には夜になっていました。

ジューンが飛行機に近寄ると操縦士は銃を握り、ジューンが話に聞いていた侍女なのかを確かめようと問いかけます。

赤い服はどうした?本物かわからない。そういう操縦士に、ジューンは左耳を確認させました。

タグを切り取った跡を確認した操縦士は、ジューンを飛行機の貨物部分にのせます。

するともうひとり、司令官の運転手だったという男もやってきて、ファーストクラスへようこそというジョークでふたりを迎えたのです。

ジューンと男には、その安心からか笑顔がこぼれました。

その瞬間、ジューンの脳裏に母とドライブしたときのことがよぎります。

そして飛行機のエンジンが始動し加速。

ジューンの目からポロリと一粒涙がこぼれました。

しかしその瞬間、飛行機の背後から無数の銃弾が飛び交い、司令官の運転手という男に被弾。

なおかつ、同じ速度で追いかけてきた車に幅寄せされ、飛行機は停車せざるを得なくなってしまいました。

操縦士はその場で頭を撃たれて死亡、運転手もジューンも飛行機から引きずり出されてしまいまったのです。

スポンサーリンク

ドラマ『ハンドメイズテイル』原作について


『ハンドメイズテイル』の原作となっているのは、カナダの作家マーガレット・アトウッドのディストピア小説『侍女の物語』。

1985年に発売され、カナダ総督文学賞やアーサー・C・クラーク賞を受賞したベストセラーです。

1990年にはドイツ出身の映画監督フォルカー・シュレンドルフが映画化し、見本を代表するミュージシャン坂本龍一が音楽を担当しました。

2017年にはhuluでドラマ化し2018年9月現在シーズン2までが独占配信されています。

スポンサーリンク

ドラマ『ハンドメイズテイル』シーズン2第3話の見どころ

今回のお話は、ジューンのカナダに脱出する寸前までが描かれた、ハラハラドキドキの展開でした。

ニックはギレアドの”目”でもありますが、優しさや思いやりといった人間性を忘れていないというのは救いですね。

もちろんジューンがカナダに行ってしまえば、ニックはもうジューンと会えなくなるのは分かっているはず。

それでも、何とか彼女をギレアドから逃がしてあげたいと思うのは、ニックが本当に彼女を愛している証拠。

いずれにしろ、ギレアドにいる以上、ふたりが結ばれることはありませんし、ふたりとも割り切っていると思いますが、ちょっとじれったい気もしますよね。

そして、いざカナダへ……。という瞬間。

ジューンは色々なことが脳裏を巡り、涙をホロリとしましたが、直前でまさかの展開が待っていました。

このままジューンがカナダに行ってしまうと、物語が続くわけもなく……

わかっていても、ショックが大きいですね。

ギレアドに連れ戻されたジューンは、どうなるのか。ただ、妊婦ということもあり、出産するまでは守られるはず。

その間に、別の脱出手立てを練るような予感もしますね。

だって、ジューンはもう待たないと決めたのですから。

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました