【レヴェリー/仮想世界の交渉人】感想と評価 予想を裏切るドラマ性がいい感じ?

Pocket

【レヴェリー/仮想世界の交渉人】

【レヴェリー 仮想世界の交渉人】とは

【レヴェリー 仮想世界の交渉人】は、米国で放送されたばかりのドラマで、早くもhuluで配信された異色のSFドラマ。

【ブラックリスト】(2013)や【GRIMM/グリム】(2011)【ダウントン・アビー】(2010)【シカゴ・ファイア】(2012)の放送局で知られるNBCが制作・放送した。

製作総指揮は、ドラマ【エクスタント】(2014)のミッキー・フィッシャー。

キャスト

主人公マラ役を【PERSON of INTEREST 犯罪予知ユニット】でサミーン・ショウ役を演じたサラ・シャヒ。

彼女の上司チャーリー役は【24 -TWENTY FOUR-】で大統領役を演じ、実際に政党から出馬のオファーが来たというデニス・ヘイスバートが務めている。

また、ドラマ【HEROES】でモヒンダ役を演じたセンディル・ラママーシーや【アメリカン・ホラー・ストーリー】のジェシカ・ルという豪華な顔ぶれ。

配信

2018年10月4日からHuluで配信がスタートし、初回は3話一挙放送。

以降、毎週木曜日に1話ずつの更新予定となっている。

サービスの内容など、詳しいことは公式HPにて。

【レヴェリー/仮想世界の交渉人】あらすじ

警察の元人質交渉人だったマラ・キントは、テクノロジー企業”オニラ・テック”から交渉人としてのオファーを受けた。

オニラ・テックでは最先端のテクノロジーを駆使した「レヴェリー」と呼ばれるバーチャル・リアリティの仮想世界を提供。

しかし、中には仮想世界に入り込んだまま、現実世界に戻るのを拒否してしまうユーザーもいた。

現実世界に戻らなくなったユーザーは昏睡状態に陥り、放っておけば死に至ってしまう。

ところが、そういったユーザーが日に日に増え、一刻も早い対応を必要としていた。

ちょうどその頃、これまで1人用だったレヴェリーの他に、2人用のレヴェリーの試作も完成していたこともあり、マラの元上司で、現在オニラ・テックに勤務しているチャーリーは、”最先端の対策”としてマラを起用。

顧客を救うのはもちろんのこと、2人用のレヴェリーを試すいい機会でもある。

マラは、彼らが閉じ込められている仮想世界に入り込み、現実世界へ戻る役割を担う”交渉人”となる。

レヴェリーの仮想世界とは

レヴェリーは、ユーザーの夢を叶えるというバーチャル・リアリティの世界で、ユーザーが登場人物やストーリーを設定することが出来るという優れもの。

まるで、生きているかのように動くミクロのBCIを体内に入れ、生体組織を結合させることでレヴェリーに適応できるようになる。

また、入り口があれば出口もあるが、亡くなった人の存在もリアルに感じてしまうため、現実世界に帰りたくないというユーザーは、出口を閉ざしてしまうのだ。

そうなるとユーザーは昏睡状態となり、命に危険が迫る。

BCIのデータは、中枢神経を通って脳のニューロンに伝達されるため、無理に取り外そうとすると後遺症が残る場合がある。

そのため、ユーザー自身が戻らなければ危険だと、開発者のアレクシスは言う。

開発側が危険を察知してシャットダウン出来ないのだとすれば、考えようによっては、とてつもなく恐ろしいものではないか?

マラが向き合うのはユーザーと自分自身の過去

マラは、交渉人としてユーザーを救っていく中で、自身も抱えている過去と向き合うことになる。

彼女が人質交渉人として警察に勤務していた頃、義兄が暴走し姉と姪を失っていた。

大切な家族を救えなかったという想いが、彼女のなかに大きな傷として残っていたのだ。

薬や酒に逃げるも、癒されるのはほんの一時だけ。

シラフの時は、後悔の念に押しつぶされそうになっていた。

そんなマラが、彼らの思いを通じて、自身の過去を受け止め、前に進んでいくというストーリーには思わず涙がホロリとしてしまう。

思った以上に”人間ドラマチック”で、マラがどんな交渉術で彼らを現実に戻すのかは最大の見どころ。

【レヴェリー】を観た個人的な感想

SFは好きですが、個人的にはあまり観ないタイプの作品だった。

詳細を読む限りでは。

しかし、何の気なしに観てみたら意外と面白かったというのが率直な感想で、スケールの広さは感じないものの、クオリティはそれなりに高いかなと思う。

登場キャラクターも最小限に抑えてると感じるものの、重要なのはキャラクターの数ではなく、人々の心の傷に寄り添い向き合うこと。

難しい専門用語も丁寧に説明してくれるので、分かりやすいし無駄な描写はないので中だるみもしない。

ここまで観る限りでは、難しく考えることなく単純に楽しめるドラマではないだろうか。

たまたま観る機会のあった【レヴェリー】だったが、今後も視聴するドラマのひとつとなった。

自分の体験を相手に話すことで、同じ立場にいることを強調して心を開かせる。

交渉人というより、セラピスト的な立場で接するマナの活躍は必見だ。

    PAGE TOP