『THE100/ハンドレッド』シーズン5第10話後半 闘いを好む神オクタヴィア進軍!!

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前回、マディにフレームが埋め込まれ、事実上総帥という位置づけになったものの、クラークが危険を感じて連れ去ってしまいました。一方で、ベラミー、インドラ、ガイアは裏切り者として捕獲され、処分寸前の状態。それでは『THE100/ハンドレッド』シーズン5第10話後半考察と解説です。

THE100/ハンドレッドシーズン5(出典:Amazon)

『THE100/ハンドレッド』シーズン5第10話後半

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本当に戦う者が世界を救えるのか!?

オクタヴィアの闇

オクタヴィアは競技場にひとり佇み、この競技場で行ってきたこと、アークで暮らしていた頃のベラミーと自分のことを思い出していました。

兄におんぶされ楽しく過ごした日々、その一方競技場では多くの血が流れた悲惨な光景。

ふと我に返ったオクタヴィアは、その足でベラミーの元を尋ね兄さんの嫌いなゲームを覚えているかと尋ねたのです。

オクタヴィアは、アークでベラミーと遊んでいた頃の話をし始めました。

いつも守ってくれていた兄がなぜ、自分に毒を盛ったのかを聞くと、ベラミーは今度も同じ理由だと答えます。

オクタヴィアを救うためにやったのだと……。

なぜリーダーなのに多くの民を死なせようとしているのかと問い詰めると、オクタヴィアは兄さんは何も知らないと答えます。

するとベラミーは、虚勢を張っていても、怖がっているのは見てわかるといいうのです。

オクタヴィアは兄を救おうと、インドラの弱点を伝えに来たのですが、ベラミーはお前を育てた人を殺せと言いに来たのかと猛反発。

オクタヴィアはインドラも心から愛している、でも血は繋がってない。天秤に掛け、血の繋がっているベラミーを救いたいと思ったようでした。

ベラミーは話をそらすように、何がお前を変えたのか、出来るなら変わってやりたい、だがもう遅いと、戦いを中止して谷を共有するか、今日俺が死ぬのを見るかだ、俺は戦わないと2つの選択肢を挙げます。

オクタヴィア「皆、戦うわ」

ベラミー「俺は違う」

オクタヴィア「見ものだわ」

ベラミー「後戻りはできないぞ。始めれば、もう戻れない」

オクタヴィア「渡しを救いたいのは分かる。でも死んだ者は救えない」

『THE100/ハンドレッド』シーズン5第10話から引用

そう言うとオクタヴィアはベラミーに背を向け、立ち去ったのです。

自分の部屋に戻ったオクタヴィアは大粒の涙を流しながら、割れた鏡の破片で腕を切り、流れた血を顔にぬぐいます。何かを覚悟したかのように……。

ヴィンソンは本当にライオンのような男だった!

谷の近くまでやってきたクラークとマディ。

戦争を止めるためにディヨザを探すというクラークは、洞窟にローバーを隠し森の中を進みます。

その頃、アビーのところでは2時間が経過しており、ヴィンソンが再びやってきました。

診察と話していたこともあり、見張り役たちはすんなりヴィンソンを通します。

アビーに薬を渡そうとすると、それに気づいた見張り役たちがそれは何だと近寄って来ました。

ヴィンソンは右手にある薬ビンを見せて処方薬だといいますが、見張り役は左手のは?と聞き返します。

左手には2本の薬を持っており、見せろと要求されました。

するとヴィンソンは、渡しにも欲求が分かるというと、見張り役の男たちの首筋に噛み付いたのです。

ヴィンソンは、片付けは私がやるからと、アビーは朦朧とする中で薬のビンを拾い摂取しました。

まさにライオンのごとく、見張り役に噛み付いたヴィンソン。

ディヨザがヴィンソンに気をつけろとはこういうことだったのでしょう。

彼の欲求というのも、襲い掛かるのを我慢していたということのようです。

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『THE100/ハンドレッド』それぞれの葛藤と戦い

競技場

ベラミー、インドラ、ガイアの3名は競技場に集められました。インドラはガイアに自分の喉を裂けと言いますが、ガイアは拒否します。

ガイアは、オクタヴィアを殺そうとしていますが、もしオクタヴィアを殺せたとしても護衛がガイアを殺す。

ベラミーが、戦わなければ?と聞くも戦わなければ処刑されるとのことでした。

妹が手を下すのかというベラミーにガイアは、この後に及んでまだ妹には殺せないと思っているのは甘いと強くいいます。

ベラミーは、妹がそこまで冷酷になっていないことを信じたい様子でしたが、もし処刑されたとしても、妹の手に墜ちるのであれば悔いは無いということなのでしょう。

そして遂に、最後の者になれの合図と共に、3名による死闘が始まったのです。

最初に動いたのはガイアで、オクタヴィアを殺そうと槍を手にしたもののインドラに阻止され、気を失ってしまいます。

ベラミーはずっとオクタヴィアを見つめたまま動かなかったものの、インドラから攻撃を受けると急いで刀を取って戦い始めました。

その間にガイアの意識が戻ると、インドラから槍を奪うと、オクタヴィアに槍を放ったのです。

寸前のところでベラミーがガイアを阻止し、槍はオクタヴィアのイスの左側に刺さります。

競技場に緊張が走るも、オクタヴィアは最後の者になれともう一度言い槍を競技場に投げ返したのです。

インドラはすぐさま槍を手にし、ベラミーへと向けました。しかしその瞬間、モンティが「やめろ」と叫び、何かを抱えながらハーパーと入ってきました。

ハーパーが、誰も入れないよう入り口をロックし、モンティがいくつも花を咲かせたリンゴの苗を見せながら民に向かって話し始めます。

オクタヴィアは進軍を命じた。”谷でしか生き残れないから”と。だがそれはウソだ。

水耕農場は復活した。十分な食料が採れるようになる。見てくれ。同じ技術を使えば地上でも作物は育つ。オクタヴィアに聞け、彼女も知ってる。戦いたいなら行け、でも皆に選択肢を

『THE100/ハンドレッド』シーズン5第10話から引用

すると、民のひとりがブラドレイナは必要ないと叫ぶと、その声は段々大きくなり暴動へと発展し、闘いは中止となりました。

ガイアとインドラはお互いを尊重しあい、ベラミーはモンティに礼をいい、平和が訪れたかのようにも見えたのです。

モンティが上を見上げると、そこにオクタヴィアの姿がありません。オクタヴィアはモンティが復活させた農場に足を運んでいたのです。

花を咲かせたたくさんの苗を、まるで仇のように見つめるオクタヴィア。

ベラミーたちは、手分けしてオクタヴィアを探すことにしましたが、その瞬間火災警報が鳴り響きました。

「水耕農場が…」

何か嫌な予感がしたモンティたちは、すぐに農場に向かうも既にオクタヴィアが火を放ち、農場は火の海と化していたのです。

民の選択しを奪うため、農場を焼き払うという暴挙に出たオクタヴィア。

これで選択肢は、残って死ぬか進軍して生きるかの選択しかないということに……。

あくまでも戦いに徹するというオクタヴィアの闇は、まだ消えそうにはありません。

アビーの危機!?

ディヨザに会うため森の中を歩いていたクラークとマディは、銃声を聞き身を隠します。

木の影から伺うと、離脱者がひとりずつマクレアリーに殺されているところでした。

マクレアリーはディヨザのいる場所を聞いているようでしたが、何も知らないと答えた離脱者をひとりずつ撃ち殺していたのです。

マディは、自分の民を救いに出ようとしましたが、クラークに止められます。

容赦なく殺害するマクレアリーに、マディやクラークはアビーも危ないと察しました。

マクレアリーたちが去ると、死体処理に残された男の後ろでクラークが銃を突きつけて脅します。

クラークは男に、医者はどこかと尋ねると男はガソリンスタンド(バー)だと答えました。

案内すると男がいいますが、その瞬間マディが男の首を裂いたのです。

マディのとっさの行動に驚いたクラークは、総帥としてのマディを見たような複雑な思いを感じていました。

ふたりは谷に忍び込み、アビーのいる場所へ侵入し倒れているアビーを発見します。

近くに落ちていた薬ビンがほとんど空になっていたことから、アビーは薬を大量に摂取していたようで気を失っていたのです。

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『THE100/ハンドレッド』オクタヴィアは戦いの邪神となる

シェルターでは、オクタヴィアに選択肢を奪われた民たちが、納得のいかない様子で進軍の時を待っていました。

残っていても死ぬしかない以上、嫌でも進軍しなければならない状況だったのです。

オクタヴィアは荷物を持って先頭に立つと、後から民を続きます。

そして、そこにはベラミーと、真の総帥の元へというインドラやガイア、農場を奪われ行く宛てを失ったモンティやハーパーの姿もあったのです。

戦いの神ではなく、民からすべてを奪ってまで戦いに向かうオクタヴィアはまさに邪神と化したのでした。

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『THE100/ハンドレッド』シーズン5第10話の感想

オクタヴィアが抱えている闇は、かつてグラウンダーだったリンカーンの死と、もうひとつ原因が考えられます。

リンカーンが死んで生きる意味がなくなったと感じていたオクタヴィアを救ってくれたのが、樹海の民イリアンという青年でした。

彼もまたかつて、光の町によって両親を失った過去があり、オクタヴィアの深い心の傷は痛いほど分かっていたのです。

そしてまた、オクタヴィアが抱える闇と違う感情を思い出させてくれたのも、”戦うこと”もも忘れさせてくれたのもイリアンでした。

オクタヴィアにとって、リンカーンの死を乗り越えられたのも彼のおかげだといっていいでしょう。



イリアンは戦士ではあるものの、戦いなど無意味だという考えを持っていました。

オクタヴィアは、イリアンの故郷で戦いを忘れて暮らす決意をしていましたが、他の樹海の民に襲撃を受け、その場で3人を殺害してしまいます。

再び戦士となり、部族間での戦いに参加。しかし、オクタヴィアを守るためにイリアンも戦いに参加していましたが、他の種族に矢を放たれオクタヴィアの前で命を落としてしまったのです。

イリアンの命を奪ったのがエコーであり、オクタヴィアが今でも恨んでいる人物のひとり。

オクタヴィアはイリアンの夢を叶えるために、どうしても谷を手に入れなくてはならないとかんがえているのかも。

戦わなければ死ぬだけというのも、リンカーンやイリアンのことがあってのことなのでしょう。

ベラミーにいった死んだ者は救えないというのも、リンカーンとイリアン、そして大切な人をふたりも失ったオクタヴィア自身のことを言っているのだと……。

そう考えると、オクタヴィアの心の闇はとてつもなく深いのでしょうね。

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